世界は色であふれていると言っても
過言ではないでしょう。
美しい地球に生まれて
本当に良かったです。
太陽があってこその色の世界ですが
神々の世界と人の世界つなぐ
【色のちから】
様々な色を神社で見かけますね。
日本人は神様と繋がる色を
大切にしてきました。
さて、今日は何色かな?
「白」ホワイト
「白は200色もあんねん」
とアンミカさんの言った言葉は有名ですね。
色彩学の世界では1色でも
幅が大きいと感じられる言葉です。
白は日本の神社ではまず、
欠かせない色の1位だと思います。
たとえば「紙垂」
(しで)と読みます。
高千穂の地域で赤や緑もありますが、ほとんどが白です。
お祓いをする祓い串の紙垂も白ですね。
お守りを入れる袋や
お札を包む紙も白
ご神職様のお着物や
巫女さんも上着は白が多いですし
足袋も白ですね。
伊勢神宮などに見られる
御とばりも白(白い布のこと)
神々との接点に「白」は
多く登場します。
昔から白は「神聖」「特別」という
意味があり
白い生き物を「神様」や「神様の使い」と考える信仰が日本にはあります。
神様のお使いは
白鹿、白狐、白うさぎ、白蛇、白鳩、白狼・・・
「白い」ですよね。
穢れを祓う色の清浄なパワーを
白色から感じて
日本人は大切にしてきた特別な色です。
大地に降る雪のような白は
何にも汚されていない
神聖な色
その一方で「死」の意味もあるのが
興味深いです。
亡くなると白い衣装を着せることや
明治維新前は白い着物でお葬式を
していたそうです。
生まれた時の産着も白
死ぬ時も白
やっぱり神様との接点の色なのでしょね。
奥深い・・・
神様と白のお話でした。